My Blue Heaven 私の青空

my blue heaven

2012年最初の朝日カルチャーセンター「英語で歌うスタンダード」講座の課題曲はMy Blue Heavenでした。今回は1コーラスめを英語で2コーラスめを日本語の歌詞で歌ってもらったのですが、みなさんすごくいい!それぞれの味と個性がよく出てすばらしい歌になっていて、わたくし気づけば目から汗が…。もちろんみなさんの実力もですが、この曲はフレーズが短くて日本人にカバーしやすい曲ではないかと思います。堀内敬三の日本語詞もこれまたすばらしいというか、スイングしやすいです。堀内敬三といえば、小さいとき音楽の教科書の「冬の星座」の訳詞(というか作詞ですね、あれは)を見て「なんとすばらしい詞なんだ」とちょう感動して、授業が終わるやいなや、この人について調べようと図書館に突進した記憶があります。結局ぜんぜん調べられなくてがっくりしたんですが、いまならwiki見りゃ済むことなんですけどねえ。とにかくすごい人なんで知らない方はぜひご覧下さい。→  wiki-堀内敬三
こういう経歴の人だからスイングする詞が書けたんだろうなあと思います。


二村定一、それからあのエノケン、石川さゆりの比較バージョン。やはりエノケンがだんとつでかっこいいです。

歌詞の訳とうんちくとデモ歌唱のリンクは以下に。
1924年ウォルタードナルドソン作曲、ジョージホワイテイング作詞。当時ドナルドソンはニューヨークのフライアーズクラブ(コメディクラブ)のビリヤードの順番待ちの最中にこの曲を作曲したそうです。これに当時のボードビル歌手でもあったジョージ・ホワイティングが詞を書き、自身のステージで歌っていました。1927年トミーライマンが自らのラジオのテーマソングとして取り上げた後、1928年、ジーン・オースティンがビクターで録音したものが大ヒットとなりました。26週にわたりチャートイン(最高位1位)、500万枚を販売しています。

そしてその翌年、堀内敬三が日本語詞を書き、二村定一と天野喜久代のデュエットでコロムビアから発売、ヒットしました。(ビクターからの二村定一ソロヴァージョンもあり)浅草の軽演劇団「カジノフォーリー」の創始者であり、二村と仲間であったエノケンこと榎本健一も戦後ポリドール専属歌手時代に録音、こちらも大ヒットとなりました。もともとこのボードビル出身の歌をほぼリアルタイムで同じボードビルの日本人がカバーしたのが当時としてはすごいなあと思います。

そのほかフォーク歌手の高田渡の歌も有名みたいですね。また最近では映画うた魂(2007年)の喫茶店のシーンで夏帆が合唱仲間と歌うシーン。喫茶店みたいなところでエノケンのレコードをかけるんだけど、針がとんじゃって、かわりに合唱部の夏帆たちが歌い出すというかわいいシーンです。この映画、日本版Gleeともいえなくもなく(笑)、ゴリが率いるいかつい合唱部が尾崎の歌を合唱してたり、薬師丸ひろ子の弾き語りが見れたりとかして面白いので、歌好きな人にはおすすめ。

アメリカ本国では現在に至るまで5回のヒットを飛ばしているそうです。特に1935年のジミーランスフォード楽団と1956年のR&B歌手ファッツ・ドミノが大きなヒットで、現在のアメリカでのカバーなどはファッツ・ドミノの歌を下敷きにしているものが多いようです。

訳(ヴァースのぶんも一緒に訳しておきます)

(ヴァース)
一日が終り、鳥たちはちりぢりに
みんな愛する小さな巣に帰っていく

夜のとばりがおりて、恋人たちは呼び合う
世界をまわしているもの それは愛なんだよ

(コーラス)
よだかたちの鳴き声が聞こえたら 日暮れが近い
我が家という蒼い天国に向かうんだ

ひょいと右に曲れば小さな白い光が見える
それが我が家へと導いてくれる

笑顔と暖炉と 居心地のいい部屋がある
バラの花咲く 小さな愛の巣

モリーと私
そして、赤ちゃんと三人
幸せな私の蒼い天国


わたしのデモ歌唱


エノケンのもう1つのビデオ

このビデオあげてる人も「なぜか泣ける…」と書いてありますが、ほんとなぜか泣ける…。なんでだろう。
しかしせっかくエノケンがリズム裏打ちして歌ってるのに、みんながだんだん表でリズムとっちゃってるんだよね。九ちゃんもいるんだからそのへんしっかりしてくれよと思ったけど、よく見りゃ九ちゃんも表でリズムとってて (´・ω・`)ショボーン
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