モンクの文句備忘録 「表現者」のためのアドバイス

ちょっと前(だいぶ前かな)SNS界隈で話題になった「セロニアス・モンク(ピアニスト)のアドバイス」ってのがありましたが、今日もまたフェイスブックでモンクのいい言葉が流れてきて、なんかタイムリーに自分が考えていたことに対する答えのような気がしてちょっとガツンときたのでここに備忘録として書いとこうかな。(ほんとは1カ月更新してないと出る広告表示がうっとうしいからという理由の更新かも)

I say, play your own way. Don’t play what the public wants. You play what you want and let the public pick up on what you’re doing. Even if it does take them fifteen, twenty years.


(自分の思うようにプレイすればいい。聴衆が求めているものをプレイするのではなく。自分のやりたいプレイをやって、聴衆になにをやってるかわからせればいいんだ。それが15年、20年かかろうとも)

うーむ、じつにインスパイアリングな言葉ですなあ。音楽やる人はもちろん、アート全般、演者・表現者としての人生のヒントにもなりうる言葉なのでは。

ついでにまだ読んでない方のために、「モンクのアドバイス」も載せておきます。こちらはセロニアス・モンクがスティーブ・レイシー(ソプラノサックス)にブツブツいったことのメモ書き。(1960年とあるのでレイシーがモンクのバンドに入った頃かな)なかなかいいことが書いてあったので、しばらく壁に貼って眺めていたです。でも毎回来訪者にこれは何と聞かれて説明するのが面倒になったのではがしたけど。
monk1.jpg

読みにくいですがなんとなくこんな感じで書いてあります。(訳は私個人の解釈なんで異論は認めますが、議論はしたくないです。悪しからず)

Just because you’re not a drummer, doesn’t mean you don’t have to keep time.
(ドラマーじゃないからといって、タイムをキープしなくていいという理由にはならぬ)
Pat your foot and sing the melody in your head, when you play.
(プレイする時は、足で地面を叩いて、メロディを頭で歌え)
Stop playing all those weird notes (that bullshit), play the melody!
(そんな変な音をプレイするんだったら止めてメロディをプレイしろ)
Make the drummer sound good.
(ドラマーにいい演奏をさせる演奏をしろ)
Discrimination is important.
(識別する力が大事)
You’ve got to dig it to dig it, you dig?
(つきつめていかないとモノにはならないよ、わかる?)
ALL REET!
(よっしゃー!)
Always know….(MONK)
(常に「わかって」演る事。Monkは自分の名前を逆さま読みすると"know"となることが気にいってたらしい)
It must be always night, otherwise they wouldn’t need the lights.
(夜が最高。光が映えるから。)
Let’s lift the bandstand!!
(レイシーのドキュメンタリーのタイトルともなった印象的なアドバイス。直訳すると意味がわからないと思うけど、
ステージでプレイしててノリノリになったときの浮遊感のようなものを言葉にしてると思います。レイシー自身も後にこの感覚がわかったとドキュメンタリーでも語っている)
I want to avoid the hecklers.
(ヤジはムシだ)
Don’t play the piano part, I’m playing that. Don’t listen to me. I’m supposed to be accompanying you!
(ピアノのパートを弾くな、俺がプレイしてるから。俺の音を聴くな、俺がお前に併せてるのだから)
The inside of the tune (the bridge) is the part that makes the outside sound good.
(曲の中心である「サビ」が良ければ、曲の外観がぐっと良くなる モンクはbridge-サビのことをinsideと表現するのが好きでした。曲づくりにおいてもサビをもっとも重要視していた)
Don’t play everything (or every time); let some things go by. Some music just imagined. What you don’t play can be more important that what you do.
(すべてをプレイするな、そしてずっとプレイし続けるな やり過ごす時間を作れ 想像するだけの音楽もある プレイしていない時の方がプレイしている時より大切だ)
A note can be small as a pin or as big as the world, it depends on your imagination.
(ひとつの音はピンのように小さくて、世界よりも大きい。それはおまえの想像力にかかっている)
Stay in shape! Sometimes a musician waits for a gig, and when it comes, he’s out of shape and can’t make it.
(いつも調子を整えておくこと ずっとギグを待ってたのに、調子悪くて出られないじゃ冗談にもならん)
When you’re swinging, swing some more.
(スイングしてるときは、もうちょっとスイングしてみろ)
(What should we wear tonight? Sharp as possible!)
(今晩何を着るかって。できるだけキメたやつだろ!)
Always leave them wanting more.
(聴衆に、もうちょっと聞きたいって思わせ続けろ)
Don’t sound anybody for a gig, just be on the scene. These pieces were written so as to have something to play and get cats interested enough to come to rehearsal.
(「誰か」みたいな演奏はするな、「その場」の音に身を任せろ。ここにある曲はメンバーがプレイしたりリハに来たいと思わせる「何か」がある曲なんだ)
You’ve got it! If you don’t want to play, tell a joke or dance, but in any case, you got it! (To a drummer who didn’t want to solo)
((ソロがしたくないといったドラマーに)プレイしたくなければジョークかダンスでもすればいい だけど最後までやり通せ)
Whatever you think can’t be done, somebody will come along and do it. A genius is the one most like himself.
(お前が今できないと思ってることも、いつか誰かがきてやってしまう。天才というのは自分自身であり続ける奴だ。)
They tried to get me to hate white people, but someone would always come along and spoil it.
(白人を嫌いになれっつっても、いつも誰かがやってきてそれを台無しにしてしまう)

がー 訳してたらすごい長くなっちゃった。しかもなんか関白宣言ぽい…。途中からめんどくさくなってきてかなり意訳と誤訳の匂いがしますが、あの我が道を行くモンクのことだし、なんとなくこんなこと言ってたんだと大雑把に理解していただければ。
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