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I Wish You Love -- Que reste-t-il de nos amours? (残されし恋には)

今月の朝日カルチャー講座の曲は「I wish you love(Que reste-t-il de nos amours?)」です。「枯葉」「Let it be me」などシャンソン由来のスタンダード曲はいろいろありいますが、これもその1つ。シャンソンの人たちもよく歌う曲ですよね。
英語詞も上手に書いてるなあと思うのですが、響きに関していえばやはり原語であるフランス語詞の方が美しく聞こえるような気がして、個人的には本当は仏語で歌う方が好きです。

曲は「ラ・メール」や「詩人の魂」などでおなじみのシャルル・トレネと当時よく彼が組んでいた作曲家で指揮者のレオ・ショーリアックとの共作、詩はトレネ自身が書いています。原題は「Que reste-t-il de nos amour」(直訳すると「私達の恋に残されたものは」シャンソンを歌う方の間では邦題「残されし恋には」で知られています)英訳はアルバート・A・ビーチ。原詞は下にある拙訳の通り、若かりし日の恋を懐かしく思う内容で、別れゆく人の幸せを祈る英詞とは少しばかり趣が異なります。
最初のレコーディングは1942年のトレネ、1972年にはダリダも録音。
1967年のフランソワ・トリュフォーの映画「夜霧の恋人たち」(原題・Baisers volés 歌詞の中に使われていた言葉)の主題歌となっています。
英語でのレコーディングは1957年キーリー・スミスのものが最初。1964年のグロリア・リンのレコード(演奏はマーティ・ペイチオーケストラ)は、ジャズシンガーとしてははじめてビルボードホット100、イージーリスニング、R&Bと3部門でのチャート入りを果たした作品となりました。「Che cosa resta」のタイトルのイタリア語版もあります。記憶に新しいところでは、2005年メリル・ストリープ主演のアメリカ映画「プライム」の挿入歌として日系のシンガーソングライターRachael Yamagataがカバーして注目されました。
英語では「Good bye」からはじまるヴァースも美しいメロディで有名。ここだけフランス語にして歌ってみるのもいいかも。

訳 by marico
さよなら もう終わりにしよう
ここが私たちの物語の終点
これからは恋人でなく友達
さよなら ふたつの心にお別れ
でも君が行ってしまう前に
心から言っておきたいことがある

春は青い鳥
君の心に歌を贈ってあげてほしい
それからキスを、そして何より君に愛を

七月はレモネード
緑あふれる林で
涼しい気分を味わってほしい
いつまでも元気で
富よりも、これから君が恋をすることを願うよ

僕の破れた心は知っている
君とはもう一緒にいられないのを
だから僕にできる精一杯のこと
それは君を自由にしてあげること

嵐の日には君を守る場所が
あたたかな暖炉がありますように
でも一番大切なことは
雪がふるころ、君が愛に包まれていますように

原詞訳 by marico
今夜、風が私の戸を叩き、愛が死んだと告げる。
かつて燃えていた愛のの前で。
今夜、この秋の歌を歌おう。
凍えるこの家で遠い日を思いながら。

ふたりの愛が残したものは?
あんなに楽しかった日々はどこへ消えてしまったの
古びた写真は若かりし日のもの。
愛を綴った手紙はどこへいってしまったの
四月の日待ち合わせしたこと
思い出だけが影のように私を追いかける

色あせた幸福、風になびく髪、盗まれた口づけ、浮かんでは消えた夢
いったいどこへ行ってしまったのか教えて。

小さな村、古い鐘、忘れられた風景。
雲の合間に過去が優しい顔をみせてくれた。



※最近のカバーでおすすめは、やはりプライムの主題歌で使われたこのレイチェルヤマガタのヴァージョン!
単音でこんなに多くのことが表現できるという目からウロコアレンジ。最近は自分の弾き語りでも必要以上に音を多く弾かないことにしてます。その方が全体の歌に「行間」ができていい感じ。


※さらに映画のこちらは挿入歌として使われたChrissie Hynde(Pretendersのヴォーカル)のヴァージョン。映像は「氷の接吻」の場面がでてくるんでけっこうドキドキですが、歌は心落ち着く感じでいいですねえ。プリテンダーズといえば、むかし小倉氏のとくダネのテーマソングだったやつと、I'll Stand by You(アメリカンアイドルでも歌う人多いです)あたりが有名かと思いますけど、彼女の歌はいいですよね。バンドは一応まだ活動してるらしいですが、最近はトリビュート盤とかくらいしかお目にかかれないのが残念。ロッドのスタンダード曲のコンサートのときもゲスト出演してたし、ちょっとスタンダードづいてるのかねえあの人も。しかし、この歌は残念ながらCD化はされてません。

●おすすめ盤
Natlie Cole/ Take a Look
Nat “King” Cole/ The Very Best of Nat King Cole
Rod Stewart / The Great American Songbook Vol?
Andy Williams / Under the Paris Skies
Rachael Yamagata/ Prime(Original Motion Picture Soundtrack)
Dean Martin/ Cha Cha de Amor
小野リサ/ Pretty World
アン・サリー/ ムーン・ダンス


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- 2 Comments

sa  

ありがとうございました。

I WishYouLove
は小野リサで思い出し、
長谷川きよしさんのライブで
再会した
好きな曲です。
(好きな人の声で好きな歌を聴く
ことの出来た幸せなライブでした)

小さいとき、ブン、ラメールが
好きだったなと、思い出したり
した曲でもあります。
訳詩2つを見れるのありがたいです。

あ、FlyMeToTheMoonもお好き
なんですね。
曲名リストも拝見。
きれいな歌が沢山で、
いい時代に音楽を聴くことの
できた世代でよかったな、
と再認識。
バカラックもお好きなのでしょうか。

もしや、いしだあゆみさんの
崖 という曲もご存知でしょうか?

2009/09/06 (Sun) 21:43 | EDIT | REPLY |   

marico  

コメントありがとうございます

saさん、コメントありがとうございます。
ラメールは知っていますが、ブンという歌は知りませんでした。一度聞いてみたいです。長谷川きよしさん、私は椎名林檎のカバーの「灰色の瞳」の元歌の方というくらいの知識しかないですが、一度聴いてみたいなと思います。

それからこちらで紹介している曲名リストの方は自分が担当している朝日カルチャーセンターの「英語で歌うスタンダード」という講座でとりあげてきた曲です。自分の好みではなく、生徒さんのアンケートによりチョイスしてきたのですが、今見るとやはりいい歌ばかりだなあと思います。こうした歌をリアルタイムで聴くことができた世代の方々がうらやましいです。
いしだあゆみさんは知っているのですが、崖という曲は存じ上げません。申し訳ないです。どのような曲なのでしょうか。いしだあゆみさんの歌い方はちょっとアンニュイな感じでいつもすてきだなあと思うので、一度聴いてみたいものです。

2009/09/06 (Sun) 23:07 | EDIT | REPLY |   

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